橋田信介さん宅にて映画鑑賞会

ここは、 橋田信介さん宅にて映画鑑賞会 のページです。
※日記の中に、故橋田信介さんの家での映画鑑賞会や、取材のお手伝いをしたことが出てきて懐かしく思いました。(谷田貝)

★巻頭コラム――カメのつぶやき

2キロほど太ってしまいました。
この、たった一ヶ月ほどで。

ブラジルの優勝で終わったワールドカップのテレビ観戦のお陰で水泳をする時間が削られた事も確かです。

高校時代、無名ではあったものの、一時は国立競技場を目指した元サッカー小僧としては見逃せない試合が多かった。

でも、一番の原因はドリアンの食べ過ぎです。

今年ドリアンが近年にない大豊作だそうです。
食べた事のある方はご存知だと思います。あの、強烈な匂いのする、フルーツとは思えない濃厚な食感。カロリーの高いこの果実を朝ご飯代わりにパクパク食べています。太るわけだ。

もう今年は充分食べた。もう止めようとは思うのだけれど、果物の行商が近所に来てあの魅惑の香りが漂う。そうするともう駄目だ。誘惑に負けて、またつい買ってしまうのです。

一キロ20〜30バーツ。日本円で60円から90円位。
昔、新宿の高野かどこかで、奥の神棚みたいなところに10,000円の値札をつけて鎮座しているドリアンを見たことがある。今、日本では幾らくらいするんでしょうか?

ドリアンに限らず、雨季真っ最中の今は熱帯特有の果物の出盛りです。マンゴスティン、ランブータン、竜眼、リンチ―などなど。
ちなみに今朝の小生の朝の食卓には、500グラム位ある丸々と太った完熟マンゴーがふたつ、ゴロリと置かれました。
これを丸ごとかぶりつく。小さいけど確かな幸せを感じる瞬間です。

日本ではなかなか手を出せない季節の果物をタップリ食べる事が出来る。
この地で暮らす時の楽しみのひとつに違いありません。

ともあれワールドカップという熱い戦いの一ヶ月が終わりました。
しばらくさぼっていた水泳を再開してダイエットに励む事と致します。
ドリアンの誘惑と戦いながら

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【目次】

★バーンタオ日誌

●「忘れてしまいたいが、、、。」旅行業界ゴルフコンペ参加
●「バーンタオ滞在拠点開設準備開始」
●「健康増進関連施設視察」チェンマイ出張
●「もういい会の会合に参加」チェンマイ出張
●出入国管理局を訪問
●元バンコク都知事が経営するベジタリアンレストラン視察
●その他

★バンコク週報掲載記事―――活躍する日本人群像

そろそろ自己紹介をしておいた方が良いのではないかとのご指摘も頂きました。
少々照れくさいですが、筆者自身が取り上げられた記事を自己紹介代わりに掲載
します。

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★バーンタオ日誌

●「忘れてしまいたいが、、、。」旅行業界ゴルフコンペ参加:6月1日(土)

毎月恒例の業界コンペに参加。場所はLAKE WOOD C.C.だ。
前半はカラッと晴れてゴルフ日和だったがスコアは土砂降り。
忘れてしまいたいが仕方ない。55・53=108。
全く何もかにも噛み合わない。
「天は二物を与えず。」仕事の調子の良いときにゴルフまで好調だと皆様
へ申し訳が立たないと強がりを云っておいた。

●「バーンタオ滞在拠点開設準備開始」チェンマイ出張:6月3日(月)

6月3日から3日間の予定でチェンマイ視察に出かけた。
初日は、アジアでのテレビ番組の制作などを手掛けてきた面高昌男さん(63歳)
の農場を訪ねる。現在は引退して、この農園で、リタイアメント用施設建設に取り組む。
当方の「健康を基盤にした、人間らしい暮らし」というコンセプトに甚く感心し
てくださり面談したのがきっかけで、小生もプロジェクトに賛同、運営に参画す
ることになった。「まずは現場を見て欲しい。」というお誘いもあり、久しぶり
に出かけることになった。

当初思っていたよりも樹木の多い敷地だ。
池の上に建つ面高さんの自宅コテージは、大きくはないが居心地の良さそうな可
愛らしい建物だ。

敷地内には、ココナッツ、バナナ、マンゴーなどなど熱帯果実の木が生い茂って
いる。散在する池には魚が、、、。
テクテク散歩しているだけでも楽しい。

ここをバーンタオの滞在拠点のひとつとして紹介する。お楽しみに。
(写真も近日中にホームページ内ギャラリーに公開予定)

●「健康増進関連施設視察」チェンマイ出張:6月4日(火)

チェンマイ近郊の健康増進関連施設の視察に出かける。
知り合いの太極拳の先生から勧められていた、気功を基本コンセプトにしたリゾー
トだ。
広大な敷地の中に宿泊施設や講堂を始め、果樹園、野菜畑まで点在している。
庭園もシーズンオフなのに良く手入れが行き届いていて気持ちが良い。
一週間程度の入門コースから、インストラクター養成のコースまで準備されている。
時間がとれたら参加したいものだ。

●「もういい会の会合に参加」チェンマイ出張:6月5日(水)

チェンマイで長期滞在をする方々の集まり「もういい会」に参加させてもらう。
特に会則などもなく緩やかな会で、毎週一回あるというこの会合も、特に何をするというわけでもなく、近くの席の人たちと会話を楽しみ、何時の間にか始まり、何時の間にか終わるという到って気楽なものだった。
チェンマイに暮らすようになった経緯については、それぞれあるのだろうが、全くネガティブな印象は受けなかった。

●フリージャーナリスト橋田信介さん宅にて映画鑑賞会:6月9日(日)

夕刻、フジスーパーでビールとたこ焼きを買ってから橋田さん宅へ。
今日は橋田さんを囲んでの映画鑑賞会。

1本目アクションものを見てからワールドカップ「日本vsロシア」を観戦。
やっぱり一人でひざを抱えて見てるより大人数で見て騒いだ方が楽しい。

観戦後、ひとしきり映画の話や、戦争の話などをするが、そんな中プノンペン陥落からポルポト政権下のカンボジアを描いた映画「キリングフィールド」の話になり、この映画のプロデューサーの講演のビデオがあるというので観る。

その後、当然のように、「キリングフィールド」を観る。
小生はもう10回は観ていると思うので、途中で帰ろうと思ったが、観はじめるとそうもいかない。結局最後まで観てしまった。

思えばアジアに出てこようと決意した時期に観た映画、自分の原点みたいなものなんだよなあ。その頃の自分の心情も思い出しつつ鑑賞した。

●出入国管理局を訪問:6月11日(火)

今話題の一年間の退職者ビザがどの程度発給されているかを知るために出入国管理局を訪ねることにする。
ジャーナリストの橋田さんと10時半にエンポリアム前で待ち合わせて一緒に行く。

お役所なので適当にあしらわれるかと思っていたが、橋田さんが持っているプレスカードの威力は凄い。
ちょっと考えられないくらいテキパキと対応してくれ、質問にも丁寧に答えてくれた。
もし小生がのこのこ一人で出かけていってら相手にされなかったんじゃないかなあ。いいなあ、プレスカード欲しいなあ、、、。

●Tさんご夫妻御来タイ:6月15日(土)

今日から一週間滞在されるTさん御夫妻を迎える。Tさん御夫妻は昨年末の体験ツアーに参加されて以来大のタイ好きになられた。
宿泊は前回同様サービスアパートメント・グランドダイアモンドだ。
チェックイン後、歩いて一分のところにある海鮮料理店で食事。
体験ツアーの時に親交を深めた長谷川顧問も同席される。
ところが都議会議員選挙の前日でアルコール類が販売禁止。
ビールも呑めない。残念、、、。

●こういう形でも日本の空洞化が進んでいるのかなあ、、、。 :6月18日(火)

夕刻、福岡から来タイされた長期滞在ご希望のお客様とクイーンズパークホテルで懇談。
年金生活者ではなく、日本の学校教育に失望し、子供の教育のため適地を探しているという。
こういうケースの相談に乗るのは初めてだ。
弊社の仕事の幅が増えるのは結構なことなのだが、こういう形でも日本の空洞化が進んでいるのかなあ、、、。

●Nさんご夫婦、いよいよ3ヶ月の滞在スタート:6月20日(木)

午後、Nさんご夫婦を迎えに空港へ。
Nさんご夫婦は今日からバンコクに3ヶ月滞在される予定だ。
定刻通りにフライトは到着し、宿泊ホテルのグランドダイアモンドへ。

ホテルでは、当社の顧問のHさんと、先週末から一週間の予定で滞在しているTさんご夫妻が出迎えてくれた。
NさんとTさんは昨年末に催行された某大手旅行社主催体験ツアーで知り合った
旅仲間だ。帰国後も何度か電話で連絡を取り合っているらしい。

●元バンコク都知事が経営するベジタリアンレストラン視察:6月29日(土)

先日の読売新聞にも載った元バンコク都知事チャムロンさんが経営するベジタリアン料理のお店に行く。

場所が判らなかったので、記事を書いた友人のH記者の携帯に電話をかけたところ、今ニューデリーに出張中だという。そのまま電話がかかるなんて便利な時代になったもんだ。

そのお店は思いがけず、小生の自宅近くにあった。
民家を改造した作りで、クーポン形式。陳列してある料理から食べたいものを指差して皿に盛ってもらう。
あれやこれや指差してテーブルの上が一杯になってしまった。これで何とたった100バーツちょっと。普通の屋台と比べても安いんじゃないかなあ、、、。
味もビックリするくらい美味しい。これからしばらくは通いそう。


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★バンコク週報掲載記事―――活躍する日本人群像

シニア、及び障害を持つ人を対象にした長期滞在支援に取り組む
谷田貝 良成 氏(38)

「健康こそが幸せの基盤」

「人にとっての幸せとは何か」――それは学生時代からのテーマだった。
大学時代は雄弁会に所属しており、第三世界の貧困問題に関心があった。「実際に自分の目で見てみたい。そして何とかしたい」との思いを抱き、ネパールを訪れた。渡航前は、「貧しいに違いない」というネガティブな思い込みしかなかった。

 しかし、現地に行ってみると、そこには人間らしい生活があった。家族の団欒、人とのコミュニケーション、伝統に根差した文化など、日本が失いつつあるものがあった。日本での情報がいかに断片的なものであるかを実感したという。

その後も、ネパール通いを繰り返すうちに、アジア全般への興味が深まっていった。
タイを初めて訪れたのもネパールへいく途中の一九八五年八月だった。

 就職期を迎えて、アジアをテーマにしたライターになりたい、との思いが強まるが、マスコミは狭き門。また入社できたにしても、アジアに行けるかどうか分からない。そのため、アジア勤務が可能な会社を探すなか、入社後すぐにタイ赴任という願ってもない条件を提示したツアーオペレーター会社に就職を決めた。


 タイへ赴任したのは八八年四月。「アジアを知り尽くそう」との志をもっての赴任だったが、そのような憧れは最初の一週間で吹っ飛んだ。

 最初の四カ月は休みが一日もなし。さらに一週間のうち、二日ほどは会社で徹夜となった。「人にとっての幸せとは何か」の答えを追い求めるためにアジアに来たはずだったが、仕事に忙殺され、一向にその答えがみつからないまま、時間が過ぎていった。

 二年後、サイアム・モータース系列のSMIトラベルに移籍するが、そこでも約十年間、仕事に追われる日々が続いた。だが、この間、菊地久夫社長の理解により、さまざまな新しい分野の仕事への挑戦を許された。そのなかで、多くの経験を得、貴重な出会いの機会に恵まれた。これらが後の独立への礎となった。

 そして、九六年から再び、時間をやり繰りしてのネパール通いも始まることになる。

「このころから、健康増進や東洋医学への関心が深まっていき、人の幸せとはまず健康であること、との考えるようになった」という。そして五年前、厚生省認可の公益法人である『日本ウエルネス協会』の理事と出会い、「ウエルネス」という言葉を知った時、「これだ」と感銘を受ける。ウエルネスとは米語の造語で、「健康を基盤にした人間らしい暮らしを追求していく」という意味だ。

 それ以降、そのウエルネス・ライフを実践することになる。ネパールでヒマラヤを眺めていると、自然のなかで自分が癒されていくのを実感、自然から力をもらえることを体験的に学んだりもした。「健康こそが幸せの基盤」と確信するなかで、他の人にも健康に関する気づきをしてほしいと願うようになる。

 そこで勤務していた旅行会社の枠のなかで、シニア層を対象に、健康増進のためのタイ長期滞在プランを企画した。手配はすべて整ったが、前例のないツアーだったため、集客が難しいとふんだのか、担当した営業マンがまったく動こうとしなかった。このため、同ツアーは企画倒れとなってしまった。

 この時、人に任せることのジレンマを感じるとともに、旅行という切り口でウエルネスを実践するのは難しいと思いを強くする。そのため自ら、二〇〇〇年十一月一日、『ウエルネスライフ・プロジェクト(タイランド)株式会社』を立ち上げることになった。

「今は幸せ。大満足」という谷田貝氏。事業としてはまだ安定していないが、「人が切実に求めていることをしている」との手ごたえは感じているようだ。

 また実際に、自分で動いてみると、さまざまな発見があった。最初、
年金生活者で長期滞在を希望する者は資金的に余裕のある者が大半と考えていたのだが、シニアの人に話を聞いていくうちに、それが勘違いであることが分かった。シニアの人達の求めているものはより切実だったのだ。年金生活の場合には、収入が限定されるため、より出費を抑えた生活がタイで可能であれば、実践してみたいと考えている人が実に多いことを知る。

 なかには、月二十万円の年金でタイでの生活が可能かどうか探るために来タイ、結局、アドバイスを得られずに、失望して帰国する人もいたという。このため、「ここにも自分の役割がある」と自信をのぞかせる。そのためにも、「いかにしたら自分をより多くのシニアに知ってもらえるか」ということが当面の課題となっている。

「無駄な十年ではなかった」と振り返る。「人にとっての幸せとは」を追求するために生活・仕事の場に選んだタイで、その回答を見つけ、実践するには、必要な期間だった。「日本のシニア社会の将来はとかく暗い色調で語られがちだが、いつの日か『アジアの光』となって一条の灯かりを当てることができればと思う」
と熱く語る谷田貝氏だ。
(倉林義仁記者)

2002年3月29日〜4月4日号掲載
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